最近とみに思うのがMystic TricoloreやPunishing Zooなどのボードコントロールを重視したデッキというか、
生物に人権の無いデッキに対するFishの解答を探し求めています。

とにかく展開するクロック、システム問わずに生物が軒並み除去られるのが辛い。
この問題に解決する為に、まず着目していくのが既存スペルの見直し。
まずはこれ。

もみ消し/Stifle
今までは先攻でフェッチ構えていて、相手がフェッチを切ったら迷う事無くもみ消していた。
しかしちょっと待て、と最近考えるようになった。
環境には石鍛冶、瞬唱が蔓延っている中、そのプレイするもみ消しは本当に正しいのかと。
確かにマナを縛れば相手の動きが阻害されて有利になるのは当たり前だが、相手側は瞬唱が居るので除去を惜しむ事無く序盤から使ってくる事になる。
つまり、此方側の生物も除去されてぐだる。
当然、ぐだれば最初にもみ消したアドバンテージなど高がしれてしまう。
Mystic Tricolore相手には石鍛冶、瞬唱に対してスタイフルを構えた方が良いのではないのか? という疑問が鎌首をもたげ始めた。
誘発能力をもみ消せば1/2と2/1の熊以下なんでね。
しかし、この疑問にはデータも足りておらず、状況にもよるので明確な解答はまだ出ていないのだが、頭に留めて置く程度にはしている。
これから要検討である。

聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft
もはや強さが知れ渡っているイニストラードで青白が獲得した超強力クロック生物である。
この生物も最近の環境を支配している一枚と云えよう。
そこでNo Goyfにおける立ち位置だが、『装備品に頼らない高クロック』、『装備対応で除去されない装備先』。
これが一番ではないだろうか。
此処で浮上してくるのは、No Goyf最強の装備──梅澤の十手の存在意義である。
聖トラフトに装備させる装備品で十手は弱い。
なぜなら、言うまでもなく聖トラフト自体は2/2の小熊くんだからだ。
緑黒剣や頭蓋を装備した方が強いに決まっている。
今まで十手に枠を一枚取っていたのは当たり前だと思っていたが、聖トラフトの登場によりその存在の必要性に一抹の陰りが差したのは、分かって頂けたと思う。
まあでも十手は強いから外したくないんだけどね!

更に先ほど触れたスタイフルの使い方についてであるが、天使トークンの遅延誘発能力をもみ消して、天使トークンを継続させるとする。
そして次に殴ると10点。
最初に殴った点数を合わせると16点もの数字になる。
相手に脅威を与える意味でも天使トークンにもみ消しをプレイするのも、頭に留めておいた方が良いだろう。

流刑への道/Path to Exile
No Goyfにおけるサイドボードの追加除去である。
しかし、つい先日、公認大会で優勝した人にデッキのアドバイスを頂いた所。
彼は前々からNo Goyfにおける流刑に疑問を抱いていたそうだ。
もみ消し、不毛戦略での土地攻めに対し、流刑で土地を与える事はどうなのかと。
流刑で土地を持ってこさせて、雨ざらしの旅人の能力起動条件を満たしやすくする名目もあるが、結局相手の土地は伸びてしまうのは危険すぎると思われたそうだ。
確かにそうだ。
レガシーにおける4マナ呪文などどれも勝負が決まる力を秘めたパワーカードの巣窟である。
その危険な領域に自ら足を踏み入れるのは、確かに考え物だ。

流刑への道以外の追加の除去候補として、
・四肢切断/Dismember
・糾弾/Condemn
・はらわた撃ち/Gut Shot
等が挙げられる。
はらわた撃ちに関しては中々良い仕事をしてくれるのでは無いかと期待している。
瞬唱を絡めればタフネス2までなら落とせるし。

方向転換/Divert
これはNo Goyfに入っていない試してみようと思うカードなのだが。
場合は限られるが1対2交換が出来るカードはやはり強いのではないのかと考えた。
これだけピン除去が蔓延る環境ならば、この対象移し替え呪文も輝くだろう。
おそらく、きっと、たぶん。
他には、白の呪文で危害のあり方、なども考えていた。
考えただけですけど……

万力鎖/Manriki-Gusari
強い。
これだけ環境に石鍛冶やら装備品がうようよ、と居るならば十分サイドボードに投入できるカードである。
キャストに2マナ、装備に1マナ、と比較的軽いのもgood
Mystic Tricoloreにて聖トラフトに緑黒剣と頭蓋が装備されている場面を何度も見ていたので、その盤面でこれを出せば相当強いだろう。
ああ良い! 強い! 欲しい!(そういう場面で)

不可視の忍び寄り/Invisible Stalker
抜本的改革、発想の逆転。
もうこんだけ生物が除去されまくるなら、逆に除去れない生物を投入すればいいんじゃね?
ブルーカウントだし、十手にカウンターが確実に乗るし、ジェイスにバウンスされないし…………
どやぁ……?(疑問)


取り合えず、今はこの辺かな?
No GoyfやFishを使用している方で、この赤い環境の活路が見いだせている方はアドバイスを下さい。
待ってます(切実)

コメント

peso
2012年2月13日23:17

UWr Mysticはマナベースの関係上殆ど不毛を採用できないため、ムーアランドを2枚取るだけで目に見えて相性が変わりますよ。Bolt+StPをとっている関係上、装備品が着地しやすいのも要因の一つですね。自分はムーアランドのスペースを取るために不毛の枚数を減らし、もみ消しも0~2枚にしてマナを縛るためのカードではなく汎用性の高いパーツとして運用しています。

流刑の土地を与えてしまうことの危険性はおっしゃる通りだと思います。PtEとピアスを同時に入れないといけない相手も多いので尚更。なので、さざめ雪さんも候補に挙げている危害のあり方を方向転換兼PtEの枠として1枚サイドに入れていますが、使い勝手が非常に良いのでお勧めですね。このカードがあるとPtEを2枚に抑えられるように感じます。

罰火系のデッキはMoRを使ってプロ赤剣をつけれるかどうかがカギだと思ってます。

長文失礼しました。

さざめ雪
2012年2月13日23:30

>>pesoさん
アドバイス有り難う御座います。
ムーアランドの増量は目から鱗でした。
不毛は3枚で枠は決まりきっている、という固定観念を壊された感じです。
確かに市長の塔をサイドから投入する時は抜いたりしますもんね。

やちひこ
2012年2月14日0:10

不可視の忍び寄りは、それ単体のクロックが細い上に器用な立ち回りが、できません。
デッキを選びますし、プレイヤーの腕が非常に重要になると今回の親和で使用して感じました。
逆を言えば、質の高いプレイでフィニッシャーになるカードでもありますよ。って感じですねぇー。

さざめ雪
2012年2月14日9:29

>>やちひこさん
確かに単体では仕事しないカードは弱い感じがします。
ちょっと眠たくなると電波を受信してしまって駄目ですね。
ワンチャンなんてなかったんや。

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