《秘密を掘り下げる者》考察【No Goyf編】
《秘密を掘り下げる者》考察【No Goyf編】
Delver of Secrets / 秘密を掘り下げる者 (青)
クリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)
あなたのアップキープの開始時に、あなたのライブラリーの一番上のカードを見る。あなたはそのカードを公開してもよい。これによりインスタント・カードかソーサリー・カードが公開された場合、秘密を掘り下げる者を変身させる。

1/1
Insectile Aberration / 昆虫の逸脱者
〔青〕 クリーチャー — 人間(Human) 昆虫(Insect)
飛行

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競合するクリーチャー:
まず真っ先に思いつくのが《ルーンの母》であろう。
そして戦闘能力の観点から見ていけば《セラの報復者》と似通っている。
能力が起動できるまで生き残れば、攻守共に大活躍するシステムクリーチャーの《ルーンの母》。
変身すれば、高いクロック力と飛行の回避性能を有する《秘密を掘り下げる者》。
唱えるための制約があるとはいえ、3/3飛行・警戒持ちの2マナ生物とは思えない《セラの報復者》。
《ルーンの母》とは、マナコスト以外は互いに役割の軸が違うので一概に言えないのだが、個人的な所感述べたいと思う。


・攻撃面
《秘密を掘り下げる者》→1枚で自己完結しているクリーチャー。3/2飛行になれれば対戦相手としては処理せざるを得ない。
《ルーンの母》→他のクリーチャーと協力して爆発力を発揮するクリーチャー。
《セラの報復者》→言うまでも無く3体の中では最強。ただしクロックを刻んで行けるのは遅い。

・防御面
《秘密を掘り下げる者》→変身しなければただのチャンプブロッカー要員。
変身すれば、ナカティルとも相打ちを取れる。
《ルーンの母》→能力起動まで漕ぎ着けれれば、最強の盾。
《セラの報復者》→警戒持ちの為、攻守共に優秀。ただし、やはり登場までに時間が掛かるのがネックか。

・共通する項目
《秘密を掘り下げる者》と《ルーンの母》。
どちらのクリーチャーも《梅澤の十手》にカウンターを乗せれる生物であるという事。(つまりはパワーが1以上という最低限のラインには達している)


変身率:
《秘密を掘り下げる者》を使用する上で一番気になるのは、やはり変身の期待値。
ここでは自分が使用しているデッキを使って考察してみる。
まずは使用デッキの内訳は以下の通り。

クリーチャー 18
スペル 18
アーティファクト 6
土地 18

例えば初手に、以下のカードが来たと仮定しよう。

《秘密を掘り下げる者》
《石鍛冶の神秘家》
《雨ざらしの旅人》
《もみ消し》
《目くらまし》
《フェッチランド》×2

先手。
1ターン目/フェッチを切って、《秘密を掘り下げる者》をプレイ。
2ターン目/ドローは適当な土地か生物。《雨ざらしの旅人》をキャスト。フェッチをセットしてエンド。
3ターン目/相手が順調に土地を伸ばしたので、フェッチを起動。スタックで旅人の能力を起動。フェッチをサーチ。そしてフェッチランドをセット起動して《石鍛冶》をキャスト。

そして、4ターン目に変身する期待値を求めてみよう。
スペル:その他=18:42
初手の時→16:38
1ターン目→16:37
2ターン目→16:36
3ターン目→16:31(ドローで-1、旅人の能力で-1、フェッチを2回起動しているので-2、石鍛冶の装備サーチで-1)
つまり、4ターン目には変身の期待値が1/3にまで上昇している事になっている。
これを高いと見るか、低いと見るかはプレイヤーしだい。

付け加えて言うならば、このデッキでは《瞬唱の魔導士》の存在が《渦巻く知識》の水増しになっているので、
比較的序盤にブレストを撃ちやすくなっており、積み込みやすくなっている。


総評:
No Goyfにおいて《秘密を掘り下げる者》は確かにカナスレやチメリカに比べると変身の期待値は低い。
しかし、それらのデッキより《秘密を掘り下げる者》が弱いかと問われれば一概には言えない。
元々No Goyfは十手を持った生物は何でも強いという観点の元、構築されている。
よってデッキコンセプト自体違っているので《秘密を掘り下げる者》の立ち位置は違ってくるのも当然だ。
手札に《渦巻く知識》がある場合は、よくゲームを把握し速やかに変身させるのも良し。
場に出した後は変身するまで放置しておくのも良いのだ。

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